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『阿呆論』

2008年/12分/DV

監督・撮影・編集・出演:木村卓司

■制作中に敬愛する実相寺昭雄監督が亡くなられて凄いショックを受けて何か監督の演出された作品の中でも特にインパクトが強かった怪獣ジャミラの話の事を思いだして頭から離れなくなりました。あの 衝撃的なラスト。こんなん子供に見せていいんかいというめちゃくちゃハードなラスト。実はジャミラ は怪獣ではなくて奇形人間です。それをウルトラマンは殺します。ウルトラマンは人殺しです。ウルトラマンは何の罪も無いジャミラを世にも残酷なやりかたで殺すのです。ジャミラが哀れでなりません。

●ジャミラは出て来ませんが、あのジャミラの悲鳴が他人事には聞こえなかった人、今も耳の奥で鳴り続けている人たちの映画なのだ。過激な風景映画の傑作『さらばズゴック』で知られる木村卓司のエッセンスが凝縮された作品。ラスト、泣けます。(高橋洋)

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